人気モデルのミランダ・カーをはじめとする海外セレブの間でブームとなったココナッツオイル。
美容や健康にも良いと言われているココナッツオイルですが、みなさんはもうお使いでしょうか?
何だか良さそうと思いつつ、あまりなじみがないため買うのを躊躇(ちゅうちょ)している人や、実際に購入してみてもあまり使いこなせずに瓶ごと眠らせてしまっている人もいるかもしれません。
ココナッツオイルには、他の食材には見られないような驚くべき作用があります。
ココナッツオイルの用途は多様で、コーヒーといった飲み物から料理・お菓子・ヨーグルトのような冷たいデザートに加えたり、食べる以外では、肌・顔・髪・頭皮のクレンジングや保湿をしたりと、様々な使い方があります。
今回は、生活のさまざまなシーンで活用できるココナッツオイルの魅力について紹介したいと思います。
1.ココナッツオイルとは
食用オイルは、常温で固まる「飽和脂肪酸」と常温でサラサラの「不飽和脂肪酸」に大別され、さらに、「長鎖脂肪酸」と「中鎖脂肪酸」に分類されます。
ココナッツオイルとは、ココヤシ果実の種子にある胚乳から抽出・精製して作られたオイルで、90%以上が「飽和脂肪酸」で構成され、中でも「中鎖脂肪酸」を多く含みます。
ココナッツオイルの特徴
ココナッツオイルに多く含まれる「中鎖脂肪酸」は、消化吸収が早くエネルギー源になりやすいのが特徴。
母乳にも含まれており、手術後の方や未熟児のエネルギー補給に使われることもあるそうです。
ココナッツオイルの中鎖脂肪酸の成分は、ラウリン酸・カプリン酸・カプリル酸など。
これらは私たちの体にとって非常に良いとされ、数々の健康効果がみとめられています。
・酸化しにくく熱に強い
ココナッツオイルは、「飽和脂肪酸」を多く含みます。
そのため、常温で固まりますが、酸化しにくく、熱に強いのが大きな魅力!
25度以上の温かい気温のときは液体状になり、20~25度になるとクリーム状になり、20度を下回ると固まります。
「液体状で購入したのに固まってしまった!」と焦る方もいますが、自然なことなので安心してくださいね。
仮に固まってしまったとしても、匙(さじ)ですくえる程度の固さなので容易に使えますよ。
ココナッツオイルは酸化しにくく、長期間使えるのがメリットです。
ただし、日にあたる環境だと劣化しやすいので、日のあたらないところで、かつ常温で保存することをおすすめします。
・エネルギーになりやすい
ココナッツオイルの主成分は「中鎖脂肪酸」。
自然界で最も多く中鎖脂肪酸を含むのがココナッツオイルです。
中鎖脂肪酸は、消化・吸収される際に、消化酵素の助けを必要とせず直接肝臓に運ばれるため、すぐにエネルギーとなります。
また、一般的な食用オイルより中性脂肪になりにくい特徴があります。
・抗菌・抗ウイルス作用がある
中鎖脂肪酸には、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸などがありますが、特にラウリン酸には非常に高い抗菌・抗ウイルス・抗真菌効果があります。
また、腸内で悪玉菌を減らし善玉菌を活性化させるため、腸内環境を整える効果もあります。
・ケトン体を生み出しやすくする
ココナッツオイルの中鎖脂肪酸は、ブドウ糖に代わる第二のエネルギー源として注目されている「ケトン体」を生み出しやすくする働きがあります。
ココナッツオイルを日常的に摂取することで、極端な糖質制限をしなくてもケトン体を発生しやすくします。
≪ ケトン体の働き ≫
ケトン体が脳のエネルギー源になる!
今まで、脳のエネルギーはブドウ糖のみと言われてきましたが、ケトン体も脳のエネルギーとして使れることがわかってきました。
そのため3型糖尿病と呼ばれ、ブドウ糖が脳で使えなくなり記憶障害などを引き起こすアルツハイマー病の予防や改善に効果があるといわれています。
2.ココナッツオイルの使い方と健康効果
ココナッツオイルは熱にも強いのでお料理やお菓子作りで、いつもの油の代わりに使うことができます。
飲み物・お料理・お菓子に
・飲み物に
ホットコーヒー・ココア・ミルクティーなどの飲み物にちょい足し!
スムージーやフレッシュジュースと一緒に。
特に、朝のコーヒーにおすすめです!
朝は血中のブドウ糖が減っているのでケトン体を作りやすいから…。
ココナッツフレーバーコーヒーで朝から南国の気分に‼
・ドレッシングの代わりに
サラダのドレッシングとして。
ココナッツオイルの風味や香りをよりダイレクトに感じられます。
ココナッツオイルの独特の香りが好きな人に特におすすめ!
・バターの代わりに
バターやマーガリンの代わりにトーストに塗る。
ジャムやマーマレードなどと一緒に塗って食べていろんな味わいを楽しめます!
バターの代わりにココナッツオイルでクッキーづくり。
軽やかで甘い香りになってとっても美味しいですよ!
・料理に
料理なら何でも合うわけではなく、一番合うのはエスニック。
グリーンカレーのペーストをココナッツオイルで炒めると本格的な味わいに!
食べる以外の使い方と健康効果
・肌の保湿・炎症に
炎症を抑えて皮膚のバリアを高める効果【乾燥肌・赤み・かゆみ・吹き出物など】
ココナッツオイルは天然の保湿剤!
化粧水やその他のオイルに比べて肌に優しい弱酸性の成分「中鎖脂肪酸」が含まれています。
中鎖脂肪酸は、肌にとって一番ナチュラルな成分です。
・傷の手当
ココナッツオイルに含まれる「ラウリン酸」は、天然の抗生物質としての効果があります。
抗生物質入りの保湿剤を塗るのと同じ効果があるため、傷口を清潔に保って感染した傷や火傷の治癒を促進させます。
・オイルプル
虫歯・口臭予防、歯周病の改善効果があります。
オイルプルとは、インドの伝統医学アーユルヴェーダの健康法の一つで、マウスウォッシュのようにオイルでクチュクチュと口を洗うこと。
オイルが歯と歯の隙間に入って汚れを取り除いてくれます。
・水虫などの皮膚真菌症に
ココナッツオイルに含まれるラウリン酸には抗菌作用があり、真菌感染症(水虫・白癬・カンジダなど)を改善する効果があります。
※皮膚真菌症とは、真菌 (=かび)が皮膚に感染して起こる病気。 大半は 白癬菌または、カンジダ菌が原因。
・髪の毛に
髪の毛そのもののハリ・ツヤ・コシの改善の効果。
乾燥が気になる髪の保湿ケア・ヘアパックでスペシャルケアに!
濡れ感のある髪へ仕上げるスタイリング剤にも!
3.ココナッツオイルの選び方のポイント
ココナッツオイルを購入する際は、ヴァージンココナッツオイルがおすすめです。
ヴァージンオイルとは、精製されていない、化学処理も一切行われていない純粋なオイルのこと。
そうでないオイルだと効果は薄くなってしまいます。
ポイント① ヴァージンかヴァージンでないか
ヴァージンココナッツオイル・エキストラヴァージンココナッツオイルとは
ヤシの木から摂って48時間以内に低温圧搾した未精製のオイル。
フレッシュで、栄養・風味・香りも良くココナッツオイルそのもの!
いわゆる一番搾りです!
RDBココナッツオイル(ヴァージンでないオイル)とは
RDBココナッツオイルとは、精製(Refine)・漂白(Bleach)・脱臭(Deodorize)されたオイルのこと。
採ってから乾燥→圧搾→精製→脱臭漂白のような工程を経ているため、栄養・風味・香りが減っています。
ポイント② 中鎖脂肪酸の含有量60%以上
中鎖脂肪酸が60%以上含まれていること。
60%以上含まれているオイルは、ラウリン酸の抗菌作用抗ウイルス作用が強力です。
ラウリン酸は母乳にも含まれる成分。
免疫力が低い赤ちゃんは母乳を摂取することで、細菌やウイルス感染から守られています。
私は、カルディのココティエ オーガニックバージンココナッツオイル
あるいは、
ジュピターのCeylonFamilyオーガニックエキストラバージンココナッツオイルを使っています。
新鮮なココナッツの果実を低温圧搾で丁寧に抽出したオーガニックエキストラヴァージンココナッツオイルです。
コーヒーやココアのフレーバーとして、クッキーのバター代わりにココナッツオイルを使うのがお気に入り。
4.ローラさんおすすめのレシピ「りんごのココナッツオイル焼き」
作り方(りんご1個分)
- りんごを皮のついたまま薄く切る。(2分の1個を8枚にスライス)
- フライパンにココナッツオイルをひいて、りんごを両面透き通るまで焼く
- お皿にとって、はちみつとシナモンをかけて出来上がり。
最後にヨーグルトをかけてもok。
パンやワッフル、パンケーキの上に乗せてもok。
ココナッツの甘い風味で、焼きりんごがさらに美味しくなる!
ココナッツオイルは、世界中のいろんな地域で何世紀にもわたって美肌目的であったり、ケガの治療のために塗られたりして使われてきました.
豊かな風味を持ち、栄養豊富で多彩な健康効果に富んだココナッツオイル。
料理やお菓子作りなど、食用オイルやバターの代わりとして使用するほか、スキンケアやヘアケアなど様々な活用法がありますので是非試してみてください!
質の良いオイルを選んで生活のさまざまなシーンで活用し、健康生活を手に入れてくださいね!!
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