太白ごま油とごま油の違いは?美容・健康効果とおすすめの使い方

「太白ごま油」というごま油をご存じでしょうか?「たいはくごまあぶら」と読みます。

一般的にごま油と言えば焙煎してある、茶色い色がついている油を思い浮かべると思いますが、焙煎していない、色がついていない透明のごま油のことです。

ごま油特有の色やニオイが無いことから、用途も広い「太白ごま油」。

健康に良いビタミンEやセサミン、リノール酸などが含まれている栄養価の高いごま油です。

料理にはもちろん、美容目的でも使用できる万能な油として人気があります。

オイルマッサージやインド発祥の健康法アーユルヴェーダにも使われています。

奇跡のアラフォーと言われる美肌の持ち主、女優の安達祐実さんも「太白ごま油」を使ってボディケアをしているのだとか…。

今回はそんな太白ごま油と通常のごま油との違いや栄養・健康効果、おすすめの使い方についてご紹介します。

1.<太白ごま油とごま油の違いは?> 太白ごま油の特徴

太白ごま油は製造過程でごまを焙煎しないことが特徴。

味に癖が無く、想像している通常のごま油のようなニオイがない無味無臭

そして色は無色透明です。

 

2.<太白ごま油とごま油の違いは?>通常のごま油と何が違う?

太白ごま油と通常のごま油の一番の違いは「焙煎の有無」です。

では、「焙煎の有無」によって、味・風味・栄養面などにどのような違いがあるのでしょうか。

 

太白ごま油とごま油の共通点

焙煎の有無に関係なく、「酸化しにくい」「ノンコレステロール」「ゴマ本来のうま味と栄養」といった優れた点があります。

 

抗酸化作用のあるポリフェノール「セサミン」を多く含むため酸化しにくい

原材料にコレステロールを含む動物由来の物質を使わないのでノンコレステロール

生のごまの中心部にあるうま味成分もしっかりと圧搾法で抽出するためゴマ本来のうま味と栄養がそのまま

 

太白ごま油とごま油の相違点

焙煎の有無により大きく違うのが「色味」と「風味」です。

太白ごま油の色味は、無色透明で、お酢やみりんに近い色味。

風味は、ほとんどゴマ特有の香りはしない、無味無臭に近い。

そのため、ゴマ特有の香り付けをしたい料理には不向きですが、ゴマの香りを避けたいお菓子・パン、ドレッシング、揚げ物などに最適です。

 

3.<太白ごま油とごま油の違いは? > おすすめの使い方

ゴマの香りが少ない太白ごゴマ油は、ドレッシングやパスタのオイル、揚げ物、炒め物、お菓子・パン作りなどさまざまな料理に幅広く使えます。

できるだけ素材本来の味を邪魔したくない時に使うのがおすすめです!

 

揚げ物に

油は加熱することで劣化が進み、嫌なにおいが発生しますが、太白ごま油は加熱に強く、酸化しにくいので揚げ物との相性はバツグン!

そのため、揚げ油として繰り返し使っても嫌なにおいが気にならず、素材の味が引き立つうえ、カラッと仕上がります。

 

だけど、太白ごま油は少し値段が高め…。

揚げ物のように大量に使う場合は「普通のごま油」とブレンドするのもおすすめです。

例えば、『 太白ごま油:ごま油 7:3 』といったように・・・。

 

ドレッシングに

太白ごま油はサラッとしてクセがないため、素材本来の味を楽しむことができます。

お気に入りの塩と太白ごま油だけでも美味しくサラダをいただけますよ!

 

お菓子やパンづくりに

常温では液体なので、バターのように溶かす必要が無くそのまま使用できます。

冷やしてもバターを使った生地のように固くならず、 時間が経ってもしっとりとした食感をキープ。

軽い口当たりのあっさりとした風味・豊かなゴマのコクはバターとは一味違ったおいしさです!

 

・軽い仕上り

液体油脂のため、生地が重くなりにくく、ふんわりと軽い仕上がりになります。

また、冷めてもパサつかず固くなりにくいです。

 

・加熱に強い

太白ごま油は、油脂全体の中でも酸化しにくく、特に高温加熱に強い油です。

焼き上がりが油っぽくなく、冷めてもふわふわ・しっとり感が持続します。

 

・ノンコレステロール

植物油脂はすべてノンコレステロール。

レシピによっては油の量を抑えることが出来るのでカロリーカットにもつながります。

 

・乳化性がよい

乳化性がよいので他の食材と混ざりやすいです。

特にチョコレートとは相性抜群!ケーキ生地もムラなく仕上がります。

 

その他にも

加熱に強く、香りがないので、炊飯時のお米2合に対して太白ごま油小さじ1杯を入れると、つややかでふっくらと仕上がり、甘みも増します。

また、そうめんやパスタに太白ごま油を少量からめると、麺がくっつきにくくなります。

 

4.<太白ごま油とごま油の違いは?> 栄養と健康効果

栄養豊富なゴマを原料にしているごま油は、「健康オイル」として人気です。

ごま油には、リノール酸やオレイン酸といった不飽和脂肪酸が多く含まれています。

また、ビタミンEやゴマ特有の成分であるゴマリグナンなどの抗酸化物質が含まれています。

主な栄養素の働きと健康効果を見てみましょう。

※ゴマリグナンは、ゴマに含まれる特有の微量成分で、代表的なものには「セサミン」、「セサモリン」、「セサミノール」、「セサモール」などがあります。ゴマ油の中には0.5~1%程度含まれています。

 

・オレイン酸

善玉コレステロールはそのままで、悪玉コレステロールの値を下げる働きがあります。

また、腸の働きを活性化して便秘の解消・腸内環境の改善にも効果があります。

 

・リノール酸

血中総コレステロール値を低下させ血管の硬化を防ぎます

ただし、摂取しすぎると善玉コレステロールも下げてしまうことがあるので摂取量には注意が必要です。

 

・セサミンK(ゴマリグナンの一種)

ゴマの健康成分でおなじみのセサミンには強力な抗酸化作用があります。

血圧の上昇を抑える肝機能の改善免疫力を高める効果があります。

 

・セレン

活性酸素の発生を抑える働きがあります。

ビタミンEと一緒に摂ることで相乗効果がありますが、ゴマはどちらも含んでいるため非常に効果的です。

活性酸素を抑えるので、がんの発症リスクを軽減する作用もあると言われています。

 

・ビタミンE

強い抗酸化作用を持ち、体内の脂質の酸化を防ぎます

体内の脂質を酸化から守りシミやしわを防ぐ・毛細血管を広げて血行を改善する・悪玉コレステロールの酸化を防止して動脈硬化を予防するなどの効果があります。

 

食用オイルとして優秀な太白ごま油は、スキンケア・ボディケアにも活用できる優れもの。

わたしは、数年前から“トクホのサラダ油”から“太白ごま油”に切りかえてフル活用しています!

 

5.<太白ごま油とごま油の違いは?> 美容効果・スキンケア

ごま油は、オイルマッサージやインド発祥の健康法※アーユルヴェーダにも使われています。

アーユルヴェーダとは、世界3大医学(東洋医学・西洋医学・インド医学)の一つ。インド・スリランカで生まれた5000年以上の歴史を持つ世界最古の伝統医学です。

 

「奇跡のアラフォー」と言われる美肌の持ち主・安達祐実さんは「太白ごま油」を使って潤いを保つボディケアをしているそうですよ。

ごま油には老化の原因にもなる活性酸素を除去する抗酸化作用があります。

内側からだけではなく外側からも直接美容に働きかける優れた食品なのです。

 

その効果とは⁉

シミ防止

太白ゴマ油の注目される効能の1つにデトックス効果があります。

ごま油に多く含まれるゴマグリナンという栄養素には強い抗酸化作用があります。

ごま油を体に取り込むことで代謝があがり、肌のターンオーバーが促進されることでシミ対策に効果を発揮します。

 

肌の保湿

太白ごま油をマッサージオイルとして利用する方法も効果的です。

ごま油は他の油に比べて肌への浸透性が良く、直接つけることで肌の潤いを保ちます

特に、乾燥肌の人や冬の空気が乾燥した時期に使用すると効果があります。

 

抜け毛・白髪の改善

太白ごま油は抜け毛や白髪を予防・改善する効果があります。

白髪などの原因は頭皮の健康状態の悪化が原因であることが多く、ごま油の抗酸化作用で頭皮の健康状態を維持し、毛穴に皮脂がたまるのを防ぎます。

 

冷え性の改善

太白ごま油に多く含まれるビタミンEが血行を促進し、体内に血液を循環させるため、全身の血行が良くなります

これにより、新陳代謝が活発になるため、血行障害によって生じる冷え性・しもやけなどの予防・改善につながります。

また、手や足の先まで正常に血液が運搬されるので末端冷え性の予防にもなります。

 

以上、太白ごま油はアーユルヴェーダ(インド発祥の伝統医療)では「万能な油」として知られています。

スーパーに食用オイルとして売られていてる料理用のオイル。

ですが、香りが強いごま油とは違い、サラッとしていて肌にすぐ馴染み、香りもありません。

ボディケア専用のオイルと違ってコスパも比べ物にならないくらいお得。

ざっくり計算してボディオイルの相場の5〜10分の1の価格です!

 

奇跡のアラフォーと言われる美肌の持ち主、女優の安達祐実さんも使っているという「太白ごま油」。

ボディケア用として使用するために「キュアリング」という加熱処理をします。

「キュアリング」を行うと、抗酸化力が高まり、肌への浸透力もアップします。

 

キュアリングの仕方

耐熱タイプの瓶であればそのままフタを開けて、そうでなければ違う耐熱容器に「太白ごま油」を移して湯煎する。

ポコポコと気泡が出始めるまで(90〜100℃)「太白ごま油」を弱火で加熱します。

後はそのままさまして出来上がりです。

美肌の持ち主・安達祐実さんのスキンケア・ボディケア方法が気になる方は、https://iki-iki-ikiru50s.com/adachiyumisannosekkenofumeiku-777

 

6.まとめ

今回は、「太白ごま油」を紹介しました。

ゴマ油なのに、ごま油特有の色や香りが無いことから、用途も広い「太白ごま油」。

料理にはもちろん、美容目的でも使用できる万能な油として人気があります。

「コレステロールゼロで酸化もしにくいし、太白ごごま油を試してみようかな」と、思った人も多いのではないでしょうか。

太白ごま油と普通のごま油は製法や原料が同じで栄養価もかわりません。

なので、栄養面については気にせずに、揚げ物やお菓子作りには太白ごま油、炒め物や仕上げには普通のごま油といったように、料理に合わせて選ぶことを楽しんでみてくださいね!

さあ、太白ごま油ライフ始めてみませんか!

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