あえたらいいな、料理家の栗原はるみさん。
いつも穏やかな優しく包み込むような笑顔のはるみさん。
人、そして人との関係、とくにご家族をとても大切にされている栗原はるみさん。
そんな栗原はるみさんの作り出す料理の数々が美味しいのは、溢れんばかりの愛情から生み出されているから・・・。
ひとりの大人の女性として尊敬してしまいます。
今回は、そんな栗原はるみさんの若い頃から現在までの暮らしぶりを紹介したいと思います。
栗原はるみさんの若い頃から現在までの暮らしぶりを紹介/栗原はるみさんの生い立ち
栗原はるみさんの静岡県下田生まれ。
ご実家は印刷業で、栗原はるみさんのお母様は毎日従業員さんの食事や夜食を作られていました。
早起きをしてお米を研ぎ、お昼近くになると蕎麦の麺つゆ・かき揚げ作り・・・。
従業員さんは、どのくらいの人数だったのかわからないけれど、一般的な家族、夫婦・子供・両親
と従業員さんの毎日の食事の準備は、もう主婦業超えて食堂経営ですよね。
わたしは、普通に料理しますが好きではないので絶対に無理。
何が困るって、献立が決まらないとき。
何せ毎日のことですし、食材がそろってないときもありますから。
でも、わたしの場合は家族だけから、最悪“今日はこれだけで我慢してね” って終わらせられるけど・・・。
大人数で家族以外の人だとそうもいかないですよね。
栗原はるみさんのお母様は、そんな大人数の食事を、しかも手を抜かずに丁寧に作られていました。
小さい頃から、そのようなお母様の姿をみて育った栗原はるみさん。
小さなはるみさんは台所をチョロチョロし、料理するお母様の姿や、お母様の手料理をおいしく食
べる従業員さんの姿を見て、自然に料理の仕方や料理に対する思いを体得されたのでしょうね。
あふれんばかりの愛情から生み出される、栗原はるみさんの料理レシピの原点はここにあったんですね!
和風の料理はお母さまから、洋風の料理は栗原はるみさんのお兄様のご友人から・・・
ランチョマットとカトラリーをきちんとセットしオーブンやスパイスを駆使する洋風料理にカルチ
ャーショックを受けていっきに料理に目覚めた栗原はるみさん。
教わる・習うというより、栗原はるみさんはいつも見よう見まねで覚える人。
ここから「やってみる・作ってみる・考えてみる」の“みるみる試し”が始まったんですね。
その後、結婚。
結婚当初からお客様が多いお家で、ありあわせの食材でごちそう風に作るのはしょっちゅう。
“あり合わせの食材でごちそう風” これが栗原はるみさんの料理の魅力。
栗原はるみさんの料理レシピは、一般家庭の冷蔵庫にある食材・近くのスーパーでそろう食材で作ることができます。
調味料もどこのご家庭でもあるもの。
料理法も複雑さはなく、時間もじっくり煮込むシチューなどは別として、短時間で仕上がるものが
ほとんどです。
毎日の食事の支度は暮らしの中では連続。
限られた時間の中で家族が喜ぶものを毎日続けて作っていくには、がんばりすぎないことも大切。
わたしは、シンプルでおいしい栗原はるみさんの料理レシピが大好きです!
栗原はるみさん世代は、妻が家のことを全部やるのが当たり前とされていた団塊世代。
でも、ご主人が「僕を待つだけの女の人にならないでほしい」「君の本当のやりたい事を探してみたら?」…と。
やっていて楽しい事を思い浮かべたら料理で、“いつか料理の本を出したい”と思ったと、栗原はるみさんは言います。
ご主人の「本当のやりたい探してみたら…」の言葉がきっかけで、今の料理家、栗原はるみさんがあるんですね。
栗原はるみさんご夫婦は年の差14歳。
ということで、ご主人はゴリゴリの団塊世代の人ですよね。
その世代では珍しい一歩先の考えを持たれた方だったのですね。
そうして出版された「ごちそうさまが、ききたくて」は、家族に出して好評だったものをまとめたレシピ本。
私も持っている「ごちそうさまが、ききたくて」は今も売れ続けるロングセラー。
レシピは、栗原はるみさんが家で作る料理のレシピをファイルにまとめたものがベース。
私が、栗原はるみさんの料理本の写真を見て「これ食べたいな」「これは家族が好きそうだな」と選ん
で作ってきたものは、もれなく美味しくできましたね。
ほとんど、わが家の定番料理になっています。
栗原はるみさんのレシピは、料理の初心者や料理が下手な人でも美味しく再現できます。
その秘密は、栗原はるみさんが何度も試作を繰り返して出した、材料の分量の数字にあります。
栗原はるみさんの試作は多いもので100回近くにもなるのだそうです。
料理レシピ本は、調味料について「お好みで・少々・適量」というあいまいな分量表記がほとんど。
これだと料理の上手い人はうまくいくけど、料理に慣れていない人は味が決まらない。
栗原はるみさんのレシピは、調味料は小さじ1/4まで細かく書かれています。
もちろん、少々や適宜といった表記もありますが、入れない状態で味は決まります。
後は本当に自分好みに合わせればよいのです。
ラーメンにコショウ、うどんに七味を好みで入れるように・・・。
栗原はるみさんのレシピは“誰が作っても美味しく出来る!”のです。
栗原はるみさんは、仕事を始めて忙しくなる中、“短時間でおいしいものを!”といろいろ使えるタレや
次の日も応用のきくメニューを考えるようになりました。
規制のレシピにとらわれないいい加減さと少し無謀とも思えるような調理法・・・
そんなの料理を家族が美味しく食べるのをみて、料理作りがどんどん楽しくなった栗原はるみさん。
まさに【必要は発明の母】、栗原はるみさんのレシピは“作り手も食べる側もウィンウィン”の理想の家庭料理ですよね!
わたしは、著書『ごちそうさまが、ききたくて』と『たれ・ソースレシピ』を持っています。
リピートして作るのでボロボロになっていますが現役で今なお活躍中です。
「さばそぼろ」なすの揚げ煮・春雨とひき肉の煮物・白菜おかかの卵とじ等々、たくさんのレシピ
は我が家の定番になっています。
ほんとに冷蔵庫にあるもので作れてしまうんです。
「あっ、買い物に行けていない!」「食材がない!今晩何しよう」と困ったときは、栗原はるみさん
レシピ本をみると何かしら作れます。
そんなこんなで、今まで何回も助けられています。
なので、わたしは栗原はるみさんの大ファンです。
栗原はるみさんの若い頃から現在までの暮らしぶりを紹介/わたしが思うはるみさん・髪型・年令
・わたしが思う栗原はるみさん
優しい笑顔
本の向こうから伝わる丁寧な暮らし。
ひまわりみたいなエネルギー。
いつでも等身大で大きな安心感・・・。
・栗原はるみさんの髪型
以前はソバージュのセミロングのはるみさん、ここ最近はショートヘアが定着。
適度に無造作で作り込まない自然な感じのショートカットは、とてもお似合いです。
私もショートカットはあこがれ。
朝起きて、手ぐしでササッとセットして決まるスタイルいいですよね!
・栗原はるみさんの年令
1947年3月5日 生まれ(年齢 75歳)
同じ料理家として平野レミさんが1947年3月21日生まれと同い年であり、二人とも実年齢より若々しい!
平野レミさんは個性的で斬新な料理、栗原はるみさんは細やかな優しさと丁寧な料理が特徴。
栗原はるみさんの若い頃から現在までの暮らしぶりを紹介/はるみさんの暮らしを楽しむコツ
野菜の切り方をいつもと少し変えてみる。
一つの食材で料理を作ってみる。
料理をどんな器に盛るのかいろいろ考えてみる。
料理を通して毎日の暮らしに小さな楽しみを感じられている、と栗原はるみさん・・・。
私もそんな栗原はるみさんに習って、大皿のプレートに小鉢や小皿をセットしておかずを盛って楽しんでいます。
普段の変わりないおかずが何だか特別に見えるんです!
最後に
栗原はるみさんは、「作ってみた好きな料理レシピ」や「心に残った小さなこと」をノートに書き残しているのだそうです。
「少し変えてみる・作ってみる・考えてみる」、試作を重ねて生まれる暮らしを栗原はるみさんは楽しむ・・・。
さあ、その日に思ったことや気づいたことを書き留めて、あなただけの暮らしのレシピノートを作ってみませんか!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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