料理家の栗原はるみさんはキッチンにもこだわりがあります。
はるみさんの取材や撮影は自宅がほとんど。
ご自身の本や雑誌などに自宅のキッチンや窓から見える庭が掲載されていますし、広々としている清潔なキッチンと手入れされた庭はとても素敵です!
普段の暮らしぶりを躊躇(ちゅうちょ)なく公開されるところは、はるみさんらしい・・・
ホント気負いのない自然体で飾らないお人柄・・・
わたしは、はるみさんのそんなところが大好きです。
実は、栗原はるみさん、キッチンもプロデュースされているんです!
「普通のキッチンとどこが違うの?」「そうそうこんなの欲しかった!」
はるみさんの工夫がいっぱい詰まったオリジナルキッチンは、家の新築やキッチンのリフォーム・DIYに絶対に参考になるはず!
今回は、キッチンに立つ一主婦である経験・工夫・アイデアがふんだんに注ぎ込まれたキッチンとはるみさんのキッチンに対する思いを紹介したいと思います。
はるみさんのキッチンは普通のキッチンとどこが違う?/はるみさんのオリジナルキッチン
キッチンへの熱い思いをもつ栗原はるみさんは、キッチンが大好き!
長い時間を過ごすキッチン、どうしたら自分が楽しくなるだろう・・・
キッチンは使い勝手が良いだけでもダメ、
シンプルすぎるのも違う、
どうしたら自分が1日を楽しく過ごせるか、
思い切った発想でいろいろ試してみる。
普段から自分が使いやすいように、また楽しめるようにカスタマイズしているそうです。
なんと、はるみさんのご自宅のキッチンは、これまでに11回も改装しているんだとか。
普通では考えられないリフォームの回数ですよね。
はるみさんの仕事は、「料理をはじめ、食器・料理道具・台所用品・雑貨等、キッチン用品全般の
プロデュース」だとしても多いですよね。
はるみさんプロデュースの「Harumi’s Kitchen」は「料理をもっと楽しんでほしい!」がコンセプト。
キッチン全体の色調は、はるみさんの好きな白と紺色を中心にした配色。
紺色は強くなく、少しブルー寄りの優しい色合い。
清潔感があってさわやかな印象は、はるみさんのイメージにピッタリです。
私ははるみさんの食器を数点持っています。
白が基調のはるみさんの食器ですが、お皿やスープボウルの底にしるされているオリジナルマーク
も優しい紺色とブルー。
はるみさんのように何回もリフォームするのは無理だけど、工夫・アイディアをちょっぴりいただ
いて、ご自分のキッチンを変えてみませんか?
自分が1日を楽しく過ごせる“My Kitchen”に!
はるみさんのキッチンは普通のキッチンとどこが違う?
はるみさんも私たちと同じ主婦のひとり。
一主婦である、はるみさんの経験・工夫・アイデアがふんだんに「Harumi’s Kitchen」には織り込まれている。
キッチンは使い勝手が良いだけでもダメ。
シンプルすぎるのも違う。
「料理をもっと楽しんでほしい!」がコンセプト。
可動式ワゴン(ワークトップワゴン)
はるみさんプロデュースの「Harumi’s Kitchen」の一番の特徴は、自分で好きな位置に移動させられる「ワークトップワゴン」。
「ワークトップワゴン」は、調理の際にどこにでも簡単に移動して作業することができます。
ワゴンの上部には人造大理石の天板が付いていて、サイズは56cm×57cmと広くて使い勝手が良さそう。
ワゴンとしてはもちろん、お菓子やパンを作る作業スペースやサブテーブルにと用途は多く、一石二鳥どころではない!
ワゴンの天板が人造大理石だと直接パン生地をのばしたり、クッキー生地の型抜きをしたりできるのもうれしいポイントですよね。
なんたって、人造大理石は清潔で高級感が魅力的!
お茶セットを並べれば、おしゃれな一人カフェテーブルにもなる。
忙しい家事の合間にホッと一息、癒しタイム・・・。
また、「ワークトップワゴン」は、4面どこからでも出し入れができます。
人造大理石天板の下には、網棚とスチール棚がついたシンプルなデザインで通気性がよく掃除もしやすい。
上から一段目の網棚は取り外しが可能、焼きたてのパンや焼き菓子のクーラーがわりにもなる優れもの。
ワゴンに、お菓子作り必要な材料や道具を収納していくと手軽に始められる・・・
カトラリーを収納しておくとテーブルセッティングも楽になる・・・
このワゴン欲しいなあ・・・。
ホント、はるみさんのアイディア・工夫がいっぱいの可動式ワゴン(ワークトップワゴン)ですね!
跳ね上げ式扉
システムキッチン上部の扉は、栗原はるみの好きなネイビーカラー。
扉が跳ね上げ式なので、調理中は開けたままで作業、閉めれば雑多なものが隠れて見た目スッキリ。
常にキッチンがきれいに片付いている状態に!
キッチンがきれいに片付いていると、料理や家事が気持ちよく始められますよね。
シンク下の大きなキャビネット
・「Harumi’s Kitchen」のシンク下の大きなキャビネットはスライド式
シンク下が観音開き式の場合、奥にある物を確認したり取り出したりするのが少し不便。
その点、スライド式の収納は、中身が見渡しやすく重たい物も取り出しやすい。
シンク下には鍋やフライパンといった使用頻度の高い調理道具を片付けておくと、すぐに取り出せて便利です。
我が家のキッチンは観音開き式、今度キッチンを取り換えるときはスライド式がいいな・・・。
・「Harumi’s Kitchen」のシンク下の大きなキャビネットには、浅い内棚がもう一枚
はるみさんは、この内棚にキッチンクロスやカトラリーの一部を収納。
シンク下の大きなキャビネットを引き出せば、調理器具がすべて揃っていて、どこの何があるのか一目瞭然。
ちょうどメイクボックスにこんなのありますよね。
・シンク下の大きなキャビネットには、横一本にステンレスのバー
計量カップなどはこのバーにかけておくとすぐに探せる、取り出せる。
このバーは、立てて収納するときのスットッパーの役割もしてくれる。
これは、栗原はるみさんならでは。
私は他のシステムキッチンでは見たことがないかな・・・
持ち手がU型タイプの計量カップや袋止めクリップ、調理器具を立てて収納する時のストッパー・布巾掛けなど、工夫次第で色々活用できますね。
下段のキャビネット(大きなキャビネットの下)
・下段のキャビネットには手前にラップ受けとしてつくられた小さな棚
はるみさんは、めん棒・缶詰め・瓶ものなどをのせる。
急にほしい空きびんや保存容器・ペンやはさみ・輪ゴム・ラッピングやネームタグ・マスキングテープなどもこのコーナーに収納しておくと便利。
ペンやはさみ、ネームタグやマスキングテープは文具類だから、キッチンと離れたところに収納しがち。
でも、空きびんや保存容器と一緒にズラッと整列していたら、おかずをパッキングする時やお裾分けする時に手際よく作業ができますね!
飾り棚
・キッチンカウンターの壁面に付いている奥行12cmの飾り棚。
はるみさんは飾り棚に、家族の写真や気に入って買った器・庭のハーブ・手描きのイラストカード・大事にしているスピーカーなど、好きなものを並べてほっとできるコーナーとして活用する。
この奥行き12cmというこの飾り棚は、狭くもなく、広くもない絶妙な寸法なんです。
もう少し広いとお鍋やボウルなど、なんでも乗せたくなります。
すると、キッチンはすぐに雑多な印象になってしまいがち。
たしかに、出窓のカウンターに調理器具が重なっている光景ってよくみかけますよね。
12cmというのは、お鍋やボウルが置けないサイズ。
つまり、マグカップなどの小さな食器、写真や時計などのお気に入りを置く指定席なのです。
「Harumi’s Kitchen」は、便利さや機能だけを追及したものでなく、お料理のモチベーションが上がるがるような遊び心や楽しみが、所々に取り入れられています。
料理好きのはるみさんも、気分の乗らない日があったはず・・・。
そんな、はるみさんの一主婦としての経験から生まれたアイディアなんでしょうね。
キッチンカウンター
カウンターは清潔感があってお手入れはとても簡単な人造大理石。
キッチンカウンターの奥行は通常より5cm広めの70cm。
コンロ奥にちょっと物が置けるスペースもありがたい。
「Harumi’s Kitchen」の人造大理石は、見た目が美しく手ざわりもなめらかで、熱や衝撃にも強くて耐久性もある。
ふだんのお手入れは水拭き、油汚れは中性洗剤で、細かいすりキズならナイロンたわしできれいになる。
お手入れがしやすく、きれいに保てるのが魅力です。
キッチンカウンターのサイドには、椅子をかけるフックをつけられており、折りたたみ椅子をかけられる。
料理中の座りながらの作業や合間の休憩タイムにサッと椅子が用意できるのもうれしい。
うーん、至れり尽くせりのキッチンですよね!
まとめ
キッチンにいるのが楽しいと思える「Harumi’s Kitchen」。
必然的に丁寧に使いたくなるし、いつもきれいにしたくなりますよね。
実用だけでなく、遊び心のあるはるみさんならではの工夫とアイデアがあらゆるところに取り入れられている「Harumi’s Kitchen」。
はるみさん自身一主婦として、長年家事を担ってきたおひとり。
キッチンを使う人のいたわりと優しさをも感じられる「Harumi’s Kitchen」。
いががでしたか?
参考になりましたでしょうか?
私は、これまでの “キッチンってこうだよね” の概念がバンバン外れました。
皆さんも、何気ない日常の生活に、ご自分のワクワクを所々に取り入れて楽しんでみてくださいね!
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