農薬や化学肥料などを使っていない、有機栽培のカカオ豆から作られたオーガニックチョコレート。
カカオ本来のおいしさを味わうことができ、体にもやさしい「オーガニックチョコレート」はヘルシー志向の女性を中心に人気です。
オーガニックチョコレートはカルディなどの店頭や通販でも見かけますが、種類がたくさんあって〝どれもおいしそうで選べない…〟という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、自分のご褒美に、プレゼントに〝おいしいオーガニックチョコレートを知りたい!〟という人に選び方や、おすすめの人気オーガニックチョコレートをご紹介します。
うれしい砂糖不使用のチョコレートもピックアップ。
ぜひ、ピンとくるお気に入りのチョコレートを見つけてくださいね!
オーガニックチョコレートの特徴
オーガニックチョコレートとは、主原料のカカオから他のナッツやミルクも含めてすべてオーガニック(有機栽培)原料で作られたチョコレートのことです。
もちろん、保存料や着色料、添加物、遺伝子組み換え原料などを使用しないで製造されています。
また、カカオには抗酸化作用に優れた栄養素である「カカオポリフェノール」が多く含まれているので、健康・美容を意識している人にもおすすめです。
カカオについて
「カカオ」と聞いて一番に思いつくのはチョコレート!
口に入れるととろけるなめらかな食感と、優しい甘さはみんな大好き!
カカオは高温多湿な過酷な地域で育つ熱帯のフルーツです。
日本では育たないので、リアルなカカオを見たことがある人は少ないと思います。
カカオというフルーツは、実は紀元前から存在していたそうで、古くは健康を維持するための天然の薬として重宝されていました。
現代でも、座薬などの原材料の一部としてカカオバターが使われています。
カカオバターは、人肌の温度でするりと溶け出し、有効成分を体内まで運ぶ性質があるためです。
〝ああ!そういえば〟と思い浮かんだのではないでしょうか⁉
解熱剤としてよく処方される座薬。
小さなお子さんがいるご家庭では、冷蔵庫にキープされているのではないでしょうか。
とても身近なところで恩恵を受けているのですね。
カカオ豆について
そして、カカオの果実の中にある種子がカカオ豆です。
カカオ豆はチョコレートやココアの主原料になります。
カカオ豆に多く含まれているポリフェノールは、”カカオポリフェノール”です。
チョコレートの茶色は〝カカオポリフェノール〟そのもの。
チョコレートやココアは、カカオ豆を丸ごと加工したカカオマス(※カカオ豆を炒いって皮などを除き、すりつぶしたもの)を使って作られているため、〝カカオポリフェノール〟が豊富。
ポリフェノールは、赤ワインやコーヒーなどにも含まれる成分ですが、カカオには体にに含まれています。
チョコレートの色もそうですが、食べたときに感じる苦味も〝カカオポリフェノール〟によるもの。
カカオの含有量が多いチョコレートを食べるとよりカカオポリフェノールの苦味を感じます。
この”カカオポリフェノール”は、私たちの体に思いのほか良い影響を与えてくれているのです。
いったいどんな効果があるのでしょうか?
カカオポリフェノールの効果とは?
カカオポリフェノールは強い抗酸化作用が認められており、からだの中を錆び付かせてしまう活性酸素を除去してくれます。
この活性酸素は、外部から侵入してくる菌や微生物を排除してくれるなど、体の健康を守るために有益な物質ですが、良い働きをする一方で、活性酸素は酸化力の強い酸素で、あらゆるものを酸化させるなど、健康への悪影響も及ぼしてしまいます。
体の中の酸化が進むと、錆びの結果である老化を招く原因になります。
〝老化〟にはピピッと反応してしまいます。
仕方がないことだけど、やはりなるだけ若々しくありたい!
赤ワインだと飲む時間や場所が限られますが、チョコならいつでもどこでもok!
コーヒーのお供に、クッキーの代わりに、ポリフェノールの豊富なチョコはいかがでしょうか。
ちなみに私は、チョコを常備しています。
個包装で金色だとなんかリッチな気分になり、テンション上がります!
オーガニックチョコレートの選び方
オーガニック認証商品を選ぼう
日本では「有機JAS」マークがついているチョコレートが、オーガニックチョコレートです。
各国の製品についているオーガニック製品の認定マークは、それぞれの国で違うので、オーガニックチョコレートの有機栽培表示をチェックしてくださいね。
ちなみに、アメリカ産のオーガニックチョコレートは、USDADオーガニックのマークがついています。
カカオ豆の産地・濃度をチェックしよう
オーガニックチョコレートのカカオ豆の産地と濃度はとても大切です。
カカオ豆の風味は、産地の木や果物、花が風味になると言われています。
また、チョコレートの味わいは、カカオの濃度でがらりと変わります。
カカオ濃度の数値が高いほど、カカオの香りや味わいが濃厚で甘みが少なく、カカオ本来の苦味を楽しむことができます。
カカオの苦みが苦手な人は、カカオ60%以下のオーガニックチョコレートを選ぶと良いでしょう。
お子様も美味しく食べられると思います。
明治から発売されている〝チョコレート効果72%・86%・95%〟の3種類、皆さん食べたことはありますか?
私は〝チョコレート効果72%・86%〟の2種類を食べたことがあります。
〝チョコレート効果72%〟はビターで普通においしいです。
食べた瞬間は甘く、後味にやや苦味が残る、いわゆる大人の味です。
〝チョコレート効果86%〟は一気に苦くなります。
甘さはかろうじて感じますが、苦み要素が大部分で酸味もあるように感じました。
チョコとして楽しめるのは〝チョコレート効果72%〟までかな。というのが私の正直な感想です。
カカオの産地や濃度など、自分に合った商品を見つけるまで色々なオーガニックチョコレートを食べ比べてみるのも楽しみのひとつですね!
カカオポリフェノールの期待できる4つの効果とは?
1.血圧低下
カカオポリフェノールを摂取すると、血管がひろがり血流も良くなるため、血圧低下の効果が期待できます。
2.動脈硬化予防
動脈硬化は「LDL(悪玉)コレステロールの酸化」が原因の1つでもあります。
カカオポリフェノールには、強い抗酸化作用があるため、動脈硬化の予防が期待できます。
3.美肌効果
活性酸素は、シミ・シワといった肌の老化の原因にもなります。
カカオポリフェノールの抗酸化作用によって、見た目年齢よりも若い肌を保つ老化防止効果が期待できます。
4.脳の活性化
私たちが何かを考える、記憶するといった脳のはたらきを支えている「BDNF(脳由来神経栄養因子)」
「BDNF」は、65歳以上になると減り始めると言われています。
運動することによって増やすことが可能とされていますが、カカオポリフェノールを摂ることによっても増加することがわかりました。
カカオポリフェノールの摂取でBDNFが増え、記憶力などの認知機能が高まる可能性が認められました。
添加物がないことを成分表示で確認しよう。
せっかくオーガニックチョコレートを食べるなら、出来る限り添加物のないものを!
そんな時は成分表示をチェックしてくださいね。
「/」 から右側が添加物です。
フェアトレード商品
フェアトレードとは、発展途上国でつくられた農作物や製品を適正な価格で継続的に取引することで、生産者の生活向上を支援する貿易のありかたです。
フェアトレードチョコレートは、チョコレートの原材料となるカカオ・砂糖・バニラなどが農薬不使用であるなど環境に配慮したものも多く、作る人にも、食べる人にもやさしいチョコレートです。
オーガニックチョコレート in 京都のおすすめ3店舗
お越しになった際は是非お店でチョコレートを堪能して下さいね!
もちろん、オンラインでも購入できるようです。
・京都生ショコラ オーガニックティーハウス
居心地の良い静かな店内で自家製ボンボン ショコラ、ケーキなどを味わえる趣のあるカフェ。
・口コミ
お庭が見渡せるお座敷で味わう生チョコは格別!
持ち帰りの生チョコも美味!値段の価値あり!
・ショコラティエ・ドゥーブルセット
隠れ家的な印象のショコラトリー(チョコレート専門店)。
・口コミ
綺麗な模様のチョコがショーケースにいっぱい並んでいて見ているだけでもう幸せ。
シナモンやキャラメルなど定番もあれば、九条ネギのショコラや生姜など、思わずに2度見する変わり種もあり。
1個200円からと値段もリーズナブル。
・マールブランシュ 加加阿365 祇園店
マールブランシュのチョコレート専門店。
・口コミ
誕生日プレゼントとして「その日の紋が入った加加阿365」は、いつも喜んでもらえる。
素敵なお店なので贈る側も買いに行くのが楽しみ。
大切な人のプレゼントを選ぶのって、ホントワクワクして楽しいですよね!
特に、チョコレートって宝石みたいだし、贈る側も贈られる側 「し・あ・わ・せ」な気持ちになりませんか⁉
まとめ
オーガニックチョコレートは、余分な添加物が入っていないため、香りや食感などをより豊かに感じることができます。
チョコレートの材料であるカカオには、「抗酸化作用」や「疾病予防」の手助けをしてくれるポリフェノールがたくさん含まれています。
カカオを多く含むチョコレートは、身体に良いポリフェノールを手軽に取り入れることできます。
ご自分のご褒美に、大切な人の贈り物に、是非オーガニックチョコレートを!
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