『トマト缶』ホール・カット・オーガニックの違いと私のおすすめ4選

トマトソースや煮込み料理などに欠かせないトマト缶。

トマト缶に使用されるトマトと言えば、強い抗酸化作用を持つリコピンが特に注目されていますね。

トマトの鮮やかな赤色はリコピンによるもの。

特にリコピンに関しては、生のトマトを使うよりも加熱調理をすることで吸収率がアップします。

トマト缶は保存期間も長く、常備しておくとパスタやスープなどに使え、なにかと重宝しますよね。

活用されている人も多いのではないでしょうか。

ところで皆さんは、トマト缶にはあらかじめカットされている「カットトマト」と、トマトがそのまま入っている「ホールトマト」がありますが、どちらを選ぶべきか、迷うことはありませんか?

また、オーガニックのものと普通のトマト缶、みなさんは普段どちらを購入されますか。

同じように見えて実は意外な違いがあるんです!

そこで今回は、意外に知らないトマト缶の違いや特徴、持ち味を活かした使い方を紹介しますね!

『トマト缶』生食用トマトと加工用トマトの違い

トマトにはサラダなど生で食べるトマトと、トマト缶やトマトジュースなどに使われる加工用トマトがあります。

生食用と加工用では、栽培方法や品種などが違います。

 

生食用トマト

路地や温室で支柱を立てて上へと伸びるように栽培されます。

ビニールハウス栽培にも向いているので、一年中収穫が可能です。

桃太郎やミニトマトなどあげられます。

 

加工用トマト

日差しを多く浴びるように支柱を使わず地面をはわせて栽培されます。

そのため、収穫は真夏に限られます。

生食用トマトよりも皮がかたく、真っ赤な色、カロテノイドのひとつであるリコピンの量が多いのが特徴です。

イタリア産のサンマルツァーノなどがあげられます。

 

トマトの栄養

トマトは栄養成分をバランスよく含む緑黄色野菜です。

ザッとあげると、

  • リコピン … 強い抗酸化作用
  • ビタミンE … 若々しさを保つ
  • カリウム … ナトリウム(塩分)を体外に排出
  • 食物繊維 … 整腸作用
  • β-カロテン … 抗酸化作用

などです。

 

トマトの色や品種によってリコピンの量は変わります。

トマトの品種リコピンの量
加工用高リコピントマト約15mg
通常の加工用トマト 約10mg
生食用トマト  3~5mg前後

※すべて生トマト100g中/カゴメ調べ

 

加工用トマトが生食用トマトの約3倍もリコピン量が多く含まれているんですね!

私は、〝新鮮さが一番!〟と思っていたので意外でした。

 

加工用のトマトは、太陽の光をたくさん浴びてしっかり熟した完熟トマトを使うので、生食用のトマトより栄養素をたくさん含んでいるんだそうです。

 

そして、リコピンの吸収率はトマトの調理法(食べ方)によっても変わってきます。

 

生食用トマトであれば、そのまま食べるよりミキサーにかけたり、すりつぶしたりすると細胞壁が壊れてリコピンの吸収率が良くなります

リコピンにはもともと油に溶けやすい性質があります。

加工用のトマトで作られるトマト缶やトマトピューレは、油を使って調理するとさらに吸収率が上がります

例えば、オリーブオイルで作るトマトソースやミートソースなど...

 

トマトを加熱調理すると、うまみ成分であるグアニル酸も増えておいしくなるんです!

オーブン250℃で15分加熱した結果、加熱前の約1.8倍になることが報告されています。

トマトソースを使ったグラタンなんかはバッチリですね!

 

『トマト缶』ホールトマトとカットトマトの違い

トマト缶には「ホール」と「カット」がありますが、みなさんは普段どちらをお使いですか。

 

トマトの形状

酸味の程度や使い道にあわせてトマトの形状を選ぼう!

 

実はホールトマトとカットトマトは単なる形状の違いだけではありません。

必ずしもそうとは言い切れませんが、ホールトマトとカットトマトは使われるトマトの種類が異なります。

ホールトマトは細長いサンマルツァーノ種やその改良種、カットトマトは丸い形のトマトが使われることが一般的です。

 

ホールトマト缶

ホールトマトはトマトが丸ごと入っています。

水煮缶によく使われているのは細長い形の品種が主流です。

例えば、イタリアントマトの一種で「サンマルツァーノ」。

形は縦長の円筒形で、1個100~150g程の中玉種です。

「サンマルツァーノ」の皮は薄くやわらかいのですが、果肉は厚くしっかりとしています。

最大の特徴は、加熱することでより旨みが増すという点です。

 

一般的に、ホールトマト缶に使われるトマトは味が濃くて煮崩れしやすく、加熱することでより旨みが引き出されます。

 

・ホールトマト缶の使い方

トマトは、果実に甘み、種に酸味があるので、種は取り除かずに果実と一緒にそのまま煮込むのがポイントです。

トマト缶の中身をボウルなどに取り出し、手で握りつぶしてから調理すると、火の通りも均等になるのでよりおいしく仕上がります。

 

トマトソースなど煮込む料理を作るのには最適です。

例えば、トマトソース・ミートソース・トマトスープ・カレーなど

いずれもホールトマトの方が適している煮込み料理です。

 

カットトマト缶

ダイス(立方体)にカットされています。

丸トマト(トンド)と呼ばれる丸い形の品種がよく使われています。

 

丸トマト(トンド)は、果肉がしっかりとしているため加熱しても形が残りやすいのが特徴です。

カットトマトはホールトマトに比べると種が多少取り除かれていているので、酸味の少ないあっさりした味です。

酸味が苦手な方や時短重視の人やトマトの食感を楽しみたい人におすすめです。

 

ミネストローネやパスタ、ピザのトッピング、サラダなどに

カットトマトは、ホールトマトのようにじっくり煮込む料理ではなく、トマトの果実感をいかした料理に向いています。

 果肉がしっかりとしていて、カットされているため種もほとんど取り除かれています。

煮込み料理だけでなく、料理の仕上げに加えてトマトのフレッシュさや形を残す調理法がおすすめです。

・カットトマト缶の使い方

ミネストローネ・パスタ・ピザのトッピング、サラダ、ドレッシングなどに適しています。

仕上げに入れて果実感を楽しんでみても・・・

 

ホールとカットは、単なる形状の違いだけではなく味や食感の違いがあります。

料理によって使い分ければ、よりおいしくトマトの缶詰を味わうことができます。

どちらも加熱しておいしくなるトマトですし、ブレンドして使ってみてもいいですね!

 

また、スープに入れる場合は、他の野菜をやわらかく煮込んでから加えてみてください。

トマトの形や食感を残した食べ応えのあるスープに仕上がります。

 

『トマト缶』ホール・カット以外の加工品

トマトピューレ

トマトピューレは、裏ごししたトマトを煮詰めて濃縮したものです。

トマトの旨みが凝縮されているので、カレーやシチューなどの煮込み料理に加えるとグッと味に深みがでます。

トマトピューレは時間をかけずに手軽にコク出しができるので便利です。

 

・トマトピューレの使い方

トマト味の煮込料理・パスタ・ピザ・スープ・ピラフなどに調味料を加えてソースとして、炒め物等の隠し味として使います。

 

例えば、

カレーの隠し味として・・・

トマトピューレを入れるとトマト本来の甘みと酸味が加わり口当たりがまろやかになります。

 

ちょっとした一品に・・・

お好みの野菜に、トマトピューレとコンソメを入れるだけでトマトスープが完成!

お手軽かつ美味しい一品になります。

 

トマトペースト

トマトペーストは、トマトピューレをさらに濃縮してペースト状にしたものです。

生のトマトを裏ごしする手間が省け、トマトメニューを手軽に作ることができます。

 

・トマトペーストの使い方

カレーやラタトゥイユなどの煮込料理にコクを加えたり、隠し味にしたり、トマト味の料理のベースとして使います。

水分が少なく味が凝縮されているため、トマトのコクと濃さが魅力のトマトペースト。

酸味はほとんどなく、生やトマト缶でなかなか出せないような、奥深い味わいが特徴です。

 

例えば、

カレーに加えるなら、玉ねぎなどの野菜を炒める段階でトマトペースト入れて一緒に炒める。

ラタトゥイユなら、野菜にトマトペーストを加えて、香りが立つまで炒め合わせる。

など、トマトペーストは炒めることでトマトの酸味がやわらかくなり、甘みが引き立ちます。

 

『トマト缶』栽培方法や産地の違い

栽培方法の違い 

オーガニック(有機栽培)かそうでないか。

個人的な感想ですが、

普通のトマト缶は〝トマトのさわやかな酸味が少なくやや濃厚〟

オーガニックトマト缶は〝フレッシュ感が残っていてトマトの甘み〟を感じます。

 

美味しくに食べるために、トマト缶のトマトがどのように栽培されたのかを確認することも大切です。

有機JAS認定マークが付いている商品は、農薬・化学肥料などを使わず育てられたものなので安心できますね。

有機栽培のトマトならではの自然な酸味と甘さが楽しめます!

 

私は以前、トマト缶は全部一緒だと思っていました。

オーガニックトマト缶を試してみて「おいしい!」と思っったことがきっかけで、それ以来、オーガニックトマト缶を選んで購入しています。

 

産地の違い

トマトの原産地がしっかりラベルに表示されているものをチェックしましょう!

トマト缶はイタリア産か国産トマトを使った商品が多いですが、原産国によってもトマトの味わいが異なります。

イタリア産のトマト缶ならイタリアの地中海の太陽をたっぷり浴びたトマトが使用さている!

 

おすすめのオーガニック『トマト缶』

創健社『有機ダイストマト缶』

クエン酸不使用だから自然な酸味と甘さが際立つ!

酸度を調整するクエン酸が不使用で、有機栽培のトマトならではの自然な酸味と甘さが楽しめる商品。

ダイスカットされたタイプなので、ソースや煮込み料理などにサッと加えるだけで美味しく食べることができます。

酸味が強すぎないので、味のバランスが取れやすく、トマト本来の味を楽しみたい方にオススメです!

 

モンテ物産『モンテベッロ 有機ホールトマト』

煮込み料理に最適な有機トマト缶

イタリアの有機認証団体である※Bioagricertに認定された、南イタリア産の有機栽培トマトで作られたトマト缶。漬けてあるトマトジュースも有機で、健康志向の方から支持されている人気の商品。

 

※Bioagricert 1984年に設立された、ボローニャに本部がある有機生産の管理・認証機関。

 

ヒカリ 国産有機まるごとトマト

国内産有機トマトを100%使用。

7月、8月、9月に収穫したトマトを薬品処理せず、直ぐに手で皮を湯むきし、トマトジュースづけにした無選別のホールトマト缶です。

食塩は無添加、食品添加物不使用です。

 

イタリア産のトマト缶が多いなか、国産のトマト缶は珍しいですね。

 

アルチェネロ 有機ホールトマト

イタリアNo.1のオーガニックブランドであるアルチェネロのトマト缶。

イタリア南部のプーリア州で栽培された有機トマトを使用、収穫してから平均24時間以内に加工されます。

そのため新鮮さがそのまま、トマト本来の甘さ・香り・栄養が丸ごと詰まっています。

原材料はトマトとトマトジュースで、雑味のないトマト本来の美味しさを味わい、酸味が少ないので子どもの料理にもおすすめです。

 

他のトマト缶と比べると少し高めではありますが、一度食べてみる価値あるトマト缶ですよ!

 

まとめ

トマト缶の違いとおすすめのオーガニック商品をご紹介しました。

トマト缶はさまざまな料理に使えて長期保存もきく優れた食材です。

ぜひ今回の記事を参考にしながらお気に入りの美味しいトマト缶を見つけて日々の御料理に活用してくださいね。

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