最近、流行りの「大豆ミート」。
近くのスーパーやコンビニでもお手軽に手に入るようになり、かなり身近な存在になってきましたね。
カフェやハンバーガーショップなどでも大豆ミートのメニューを見かけるようになりました。
みなさんはもう食べられましたか?
わたしは、大豆ミートを使ってハンバーグと麻婆豆腐を作ってみました!
今回は、大豆ミートのハンバーグをうまく作るコツや感想、おすすめのレシピを紹介します。
是非、参考にしてみてくださいね!
大豆ミートでハンバーグ 作ってみました!
私が使用したのは乾燥タイプの大豆ミートです。
「かるなぁの大豆まるごとミート ミンチタイプ 100g」
乾燥タイプは湯戻しすると3倍の300gになります。
200gをハンバーグに100gを麻婆豆腐に使いました。
大豆ミートのハンバーグ
我が家のハンバーグは、包み焼きハンバーグです。
フライパンでハンバーグに焦げ目をつけてホイルで包みオーブンで焼きます。
材料はいつも通りで、【ひき肉(⇒大豆ミート)・玉ねぎ・パン粉・牛乳・ナツメグ・塩コショウ・マヨネーズ・卵】ひき肉を大豆ミートに置き換え、パン粉を多めにして大豆ミートハンバーグを作りました!
想像通りハンバーグのタネは柔らかめ、型崩れしないように相当慎重に焼きました。
見た目・形・食感はお肉のハンバーグと変わりませんでしたが、大豆ミートは脂分がないためジューシー感には欠けます。
私は少し物足りないと感じました。
チーズや目玉焼きなどをハンバーグにトッピングするといいと思いました。
個人的には、
大豆ミートハンバーグは、お肉と大豆ミートのハーフ&ハーフがベストだと思います。
味の満足感・ヘルシーさ・栄養面においても動物性と植物性の両方のタンパク質が摂れますし、ビーガンの人でなければおすすめです。
ハンバーグの場合、とんかつソースやケチャップを使用したソースをかけたり、煮込みバーグのようにデミグラスソースで煮込むのもいいですね。
さっぱり食べたい場合は、タネそのものに味をしっかりつけておくと美味しくいただけると思います。
大豆ミートの麻婆豆腐
こちらは味も食感もいつも通りで、違和感なく美味しくいただきました。
全く大豆だとは感じませんでした!
マーボー茄子やミートソースもきっと美味しくできると確信、今度試してみようと思います。
大豆ミートがまとまらない原因
大豆ミートは、大豆の成分からたんぱく質を抽出し、繊維状にしてお肉のように加工したものです。
そもそも、大豆ミート自体がパサパサ・ポロポロしていているのでまとまりにくいものです。
お肉は混ぜるほど粘りが出ますが、大豆ミートは全く粘りが出ません。
大豆ミートで、ミートソースや麻婆豆腐などそぼろ状を活かした料理は問題ないのですが、ハンバーグはというと「まとまらない」「焼いていたら崩れた」など失敗の声を多くききます。
普通のハンバーグでもお肉の練りだけではまとまりにくく、卵や小麦粉といった「つなぎ」を加えて作ります。
大豆ミートのハンバーグも「つなぎ」がポイント!
お肉のように練りがない分、すりおろした山芋やレンコン、粉物を使うなど「プラスαのつなぎ」が必要です。
では、そんな悩みを解消すべく、詳しいコツを紹介しますね。
大豆ミートでハンバーグを作るときの難点とコツ
大豆ミートでバンバーグを作る時の難点
- こねているのに まとまらない
- ハンバーグの形を作るのが難しい
- 焼いているときに形が崩れてしまう
普通のハンバーグ(動物性)も、ひき肉に練りは多少出るものの、そのままではポロポロと崩れてしまいます。
この崩れやすさをなくすために接着剤の役割をする『つなぎ』が必要となってきます。
大豆ミートハンバーグの場合、まとまり・成型・焼く時の型崩れ防止のために『つなぎ』は、お肉のハンバーグ以上に重要です。
大豆ミートでハンバーグを作るときのコツ その①正しい使用方法で使う
まずは、大豆ミートのパッケージに載っている使い方を確認して使ってください。
大豆ミートの種類は、「乾燥タイプ」「冷凍タイプ」「レトルトタイプ」の3種類が売られています。
乾燥タイプの場合、基本的に湯戻しが必要であったり、冷凍タイプは加熱が必須であったり、タイプによって使い方は違います。
特に、乾燥タイプは湯戻し後、水洗いして水切りするのですが、この時に「ギュッ」としっかり絞るのがポイントです。
大豆ミートでハンバーグを作るときのコツ その② プラスαのつなぎ
お肉のハンバーグのつなぎには、主にパン粉、卵、牛乳を使用します。
大豆ミートハンバーグのつなぎは、『加熱すると固まる特性』のあるもの、特にでんぷん質の野菜
が主力となってくれます。
- レンコン
- 山芋
- じゃがいも
- 卵
- 片栗粉
- 小麦粉
- 米粉
山芋やレンコンなら、すりおろします。
山芋やレンコンはすりおろして加熱すると固まる特性があります。
山芋はフワッと、レンコンはもっちりした食感になるので、それぞれ違った美味しさを楽しめます。
ジャガイモはすりおろし、あるいはみじん切りにします。
ジャガイモはみじん切りにするとホクホク、すりおろすとモチモチの食感が楽しめます。
ビーガンでない人は、卵もつなぎに使ってくださいね。
それでも水分が多すぎてまとまりにくい場合は、水分を吸収してくれる片栗粉・小麦粉・米粉などの粉物を加えるといいですよ。
水分を含んだ片栗粉・小麦粉・米粉などの粉物は加熱すると固まります。
特に、片栗粉はほとんどがデンプンなので粘り気が出ます。
小麦粉を使ったときよりも、もっちりとした仕上がりになります。
冷めてももっちり感はそのままなので、お弁当のおかずにピッタリです。
片栗粉とじゃがいもすりおろしは同じような食感になりますね。
以上のような材料を『つなぎ』として使うと、かなりハンバーグのタネ(生地)が扱いやすくなります。
・大豆ミートのバンバーグ/まとめ方のコツ
混ぜる野菜はできるだけ細かくします。
玉ねぎはみじん切り、またはフードプロセッサーで細かくします。
できるだけ細かくすることで、大豆ミートと混ざりやすくなります。
少し手間ですが、野菜類は炒めてあたたかいうちに全体を練ると肉ダネがまとまりやすくなります。
また、表面にパン粉をまぶすと焼いたときの割れを防げます。
・大豆ミートのバンバーグ/焼き方のコツ
焼くときは、じっくり片面が固まるまでそっとしておきます。
焦らず固まったのを待ってから、ひっくり返すのがポイントです。
大豆ミートのハンバーグ/おすすめレシピ
大豆ミートのハンバーグ(2人分)
材料
タネ
- 大豆のお肉ミンチ…約160g(乾燥なら戻したもの)
- 玉ねぎ…1/4個
- しいたけ…3個
- れんこん(生)…100g
- パン粉…適量
調味料
(a)
- パン粉… 1/2カップ
- 片栗粉… 大さじ1
- 顆粒ブイヨン… 小さじ1
- 塩、こしょう… 各少々
- ナツメグ… 少々
(b)
- ウスターソース… 大さじ2
- ケチャップ… 大さじ2
- サラダ油… 適量
下ごしらえ
- 玉ねぎとしいたけをみじん切りにする
- れんこんは皮をむいてすりおろす
- ソースの材料(b)を混ぜ合わせておく
- ボウルに「大豆のお肉ミンチ」とれんこんと(a)を入れる。
- フライパンに油を入れ、玉ねぎとしいたけをじっくり炒め、熱いうちに[1]へ入れる。
- 全体をよく練り、4等分にして成型し、全体にパン粉をまぶす。
- [2]のフライパンをペーパーで拭いて油を入れ、中火で熱して[3]を入れる。
- フタをして5分蒸し焼きしたら裏返し、さらに5分蒸し焼きする。最後に強火で表面をカリッと仕上げる。
- お皿に盛り付けてソースをかける。
まとめ
数年前から注目されている大豆ミート。
お肉に比べて低脂質、高タンパク質、コレステロールフリーで食物繊維がたっぷりです。
「大豆ミートが気になっているけれどもまだ使ったことがないという人」「おいしく食べられるか少し不安な人」には、まずはお肉と大豆の両方の風味を味わえるハーフ&ハーフの大豆ミート料理がおすすめです。
慣れてきたらお好みのブレンドの割合を見つけて「大豆ミートハンバーグ」メニューを楽しんでくださいね!
大豆ミートは近くのスーパーでも購入できます。
まだ見たことのない方は是非探してみて!
大豆ミートは、いつもの料理にも気軽に取り入れることができます。
大豆ミート商品は種類も多く、メーカーによって味も違うので、色々と食べ比べてみるのも楽しいですね。
紹介した「いつものお肉に半分大豆ミート」を活用して是非ご家庭でも試してみてくださいね!
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